真っ白な漆喰の壁と杉の焼き板を使用。漆喰の白い塗り壁に粋な瓦タイルを配列した外観。 玄関からキッチン、各収納など大工の手づくり家具が沢山あり、トイレにも木の特徴を活かし数種類の木を使用。床はリビングと同じ無垢材の栗を使い、腰板はベイ杉・収納部分の引き戸は杉、天板には満洲松そしてその上は檜など5種類の木で仕上げています。窓を大きくしているのでとても明るく広々とした印象になります。リビングの梁は大きな『古木』を使い、土壁との風合いも良く美しい仕上がり。一階の床には栗の無垢材を使用。『栗の木』は水湿に耐え、重硬で強く、昔は家を建てる時には最小限でも建物の土台には『栗の木』が使われていたほど丈夫なのが特徴。加工が難しいと言われていますが、伏見の熟練した大工だからこそ安心して加工出来る。 障子には枠を取り外せる細工もあり、表と裏では全く違う組み方になっているのも職人の細かい仕事の一つ。二階は『カバザクラ』の無垢フローリング。淡い穏やかな色彩の木目をもち自然な光沢が温かな『カバザクラ』は優しい雰囲気へ。寝室や子供部屋の天井も高く上部には漆喰の塗り壁に下部は土壁の中塗り仕上げに。寝室には一段上がった畳のスペース。下には便利な収納スペースも大工の手しごと。木材の特徴を最大限に活かした時間が経つと共に味わいの出る伏見の職人が造りだす家が完成しました。